拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は、当院の人間ドック等の健康診断をご利用いただき誠に有難うございます。
当院では、人間ドック等の健診体制、フォロー体制等、より質の高い健診を目指して、
平成25年度は以下の通り実施致したく、よろしくご協力の程お願い致します。
特に来年度は、5月の連休前後に新しい健診システムの変更を目的とした工事を行ないます。
敬具
1.人間ドック健診システムの変更と休診について
- ○健診システムの更新
- よりスムーズで質の高い健診を目指して、健診システムを更新致します。併せて、健診結果の総合判定に自動判定をとり入れます。
(日立メディコ・ヘルゼアネクスト)
- ○5月の連休前後を休診
- システムの更新作業及び一部改築工事のため、4月27日(土)~5月6日(月)の期間、休診とさせて頂きます。
ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願い致します。
- ○人間ドックの受付体制の変更
- 新システムの稼働に伴い、受診者の待ち時間の短縮と各種検査のよりスムーズな進行を目指して、現行の受付時間を分けてまいります。
2.検査項目等の見直しについて
- ○脳ドックを始めています(昨年7月より)
- 業務提携による外部委託ではありますが、脳ドックを行っています。 ・頭部MRI・MRA
・業務提携先 メディカルスキャニング浜松町 (当院より徒歩 8分)
・脳ドック費用 33,000円(税込35,640円)
*後日専門医師の読影が行われる為、検査当日の結果説明は行っていません。
後日の予約制でメディカルスキャニングにて実施しております。
- ○頸動脈超音波検査(オプション検査)を始めます(5月より)
- 動脈硬化がどれくらい進行しているのかを具体的に知るために、頸動脈の超音波検査を行います。頸動脈エコー検査は、
頸動脈のつまり(狭窄の程度)や動脈硬化の程度を詳しく調べることができ、脳梗塞の危険性を評価することができます。
・頸動脈超音波検査(オプション料金) 4,000円(税込4,320円)
- ○腎機能検査「eGFR」の実施(5月より)
- 新システムの導入に伴い、日本人間ドック学会ガイドラインにより、血清クレアチニンの値から腎機能検査「eGFR」
を基本項目に追加表記します。
- ○胃内視鏡検査の枠が増えます
- 現在、年間約8,000人の内視鏡検査を施行していますが、予約の取りづらさもあり、検査件数の一層の増加を図って参ります。
3.特定健診及び特定保健指導について
- ○特定保健指導は、第2期に向けて、積極的支援のポイント制が弾力化されます。当院の計算方法を、
当院独自の実施行為に対する定額計算方式から、一般的なポイント計算方式に変更させて頂き、
継続支援内容の途中変更などに対してよりスムーズな保健指導の運用を目指します。
- (例)
・動機づけ支援
現在のご契約では、初回時7,000円、最終時1,000円のご請求となっていますが、平成25年度より初回時8割の6,400円、
最終時2割の1,600円に変更させて頂きます。
トータル料金8,000円(税別)は変更ありません。
- ・積極的支援
現在のご契約では、初回時7,000円、最終時13,000円+血液検査5,000円となっていますが、初回時4割の8,000円、
最終時6割の12,000円+血液検査5,000円に変更させて頂きます。
トータル料金20,000円(税別)+血液検査5,000円(税別)は変更ありません。
- ○当院の実績について
- 平成24年度の特定健診・保健指導の実績(期間 平成24年1月~12月)
・特定健診受診者数 計10,236人(人間ドック9,262人、その他974人)
※当院の階層化による保健指導の対象者は2,380人で、発生率は23%でした。
・特定保健指導受診者数(初回受診) 計128人
動機付け支援49人
積極的支援79人(内 途中脱落4人)
※特定保健指導該当者の内、実際に保健指導を受けた人の割合は、受診当日に初回指導を実施している人間ドックでは26%、
午後の生活習慣病健診等を含めた全体としては約18%でした。
4.判定区分及び結果報告の変更について
- ○健診システムの更新に合わせて、当院の人間ドックの判定区分及び基準値を日本人間ドック学会の基準に合わせて改定します。
(新判定区分)
A ・・・ 異常なし
B ・・・ 心配なし
C ・・・ 経過観察・生活注意
D1 ・・・ 要治療
D2 ・・・ 要精密検査
E ・・・ 治療中
(旧判定区分)
A ・・・ 異常なし
B ・・・ 心配なし
C ・・・ 経過観察
C2 ・・・ 生活注意
D ・・・ 要精密検査
E ・・・ 要治療
F ・・・ 治療継続
- ○HbA1c検査の結果報告
- HbA1cの検査結果通知を従来のJDS値(日本の基準値)から、厚生労働省の通達に準じ、NGSP値(国際標準化基準値)に統一します。(4月より)
- ○婦人科細胞診の判定の変更
- 今まで、子宮頸部細胞診の判定は主に日母分類(クラスI~V)で報告してきましたが、
日本人間ドック学会「人間ドック判定・指導ガイドライン作成委員会」の決定に合わせて、ベセスダ分類に変更します。(4月より)